ソフロロジーをルーツから解析

ソフロロジー式分娩法の根底にあるのは、
19世紀に活躍した哲学者フッサール(Edmund Husserl 1859年オーストリア生)の
「現象的還元」です。

哲学者フッサールが活躍した時代は、相次ぐ科学の発見で、
今まで分からなかったことが次々と解き明かされ、
数々の発明によって産業革命が起こり、
世の中全体に急速な変化がおこりました。
人々の生活が大きく変化し、近代化思想がうたわれるようになり、
今までになかった数値合理的な価値観が人々の考えを支配するようになりました。

フッサールはこの合理的な思想、新たな常識に疑問を抱き異議を唱えました。
現象的還元は、人々の気持ちを良い方向に導き、
生きて行きやすくするためへの答えとしてフッサールが考案した哲学です。

フッサールは、私達が普段、真であり当たり前と信じている常識は、
その時代、時代によって作り上げられた根深い先入観である。
常識として固定された考えに縛られることで、問題が起き、解決されず、
人々の心の安定が失われてしまう。
その時代に固定された常識「そういうもんだ」という考えを一旦棚上げし、
私達が潜在的に持っている本能の力を意識し、問題の本質をとらえ、
考えを組み立て直し、変更することで解消しょうと提言ました。

既成の常識となっている考え、言わばその時々に既に植え付けられて沁みついている考え方を、
私達に本来備わっている本質を直観する本能から、根源的な意識を呼び起こし、
見方を変えて問題となっている諸事項をより良い方向に変えて行こうという考えです。

「現象的還元」は現在でも、私達の心に生じる小さなゆらぎ、からビジネスの世界まで、
あらゆる問題の解決に、とても役立つ考えです。

現在、私達の生きる、この21世紀初頭は18,9世紀と酷似しています。
当時の科学の発達や産業革命と同じように、
現在は急速に進化し続けている人工知能、人工衛星を使った広範、高速な通信手段などにより、
私達の身の回りには今までになかった色々なものが生み出されています。

その一端に小型でパーソナルなコンピューター、スマホがあります。
スマホを使うことで、情報の収集法、人と人のコミュニュケーションの取り方など
私達の日常が大きく変化し、人々の心に大きな変化をもたらしています。
生成AIなどで働き方、生活の仕方も変わり、
世の中のあらゆるものが大きく変貌して、
広範に世の中全体が大変化している激流の中に私達はいます。
人の考え方もどんどん変わって行ってます。

「現象的還元」は、どんな時代であっても、
私達が方向を失い困った時、
自分自身の中から本源になる答えを見出だしてくれる哲学ですから、
もし、この激流の中で道に迷い、立ち行かなるようなことがあれば、
きっとお役に立てると思っております。
是非この考えを思い出され、お試しになってみて下さい。

フッサールの哲学「現象的還元」は、時代を超えて人間の本質を捉えており、
ソフロロジー式分娩法のベースともなっています。
根源的なお産への意識はいつの時代であっても変わりません。

人間である私達に元々備わった子供を授かる喜びをソフロロジーで引き出してゆきましょう。
それではソフロロジー式分娩を「現象的還元」に適合してみましょう。

陣痛が怖い、お産が恐怖を
  • 陣痛は赤ちゃんに出会うために必要なエネルギーだから怖くない。
    赤ちゃんと出会えるからお産は待ち遠しいもの。と還元します。
お産を怖い、
痛いと感じるネガティブな思考を
  • ソフロロジーのイメージトレーニングで変換
  • ポジティブにお産を迎える明るい期待へと変えます。

お産への恐怖心を取り去り、子供を授かる本来の喜びをソフロロジー法で意識します。
恐れていた陣痛が赤ちゃんと出会うために必要なものと考えが変わります。
恐怖から本来の喜びへと変換をするのがソフロロジー式分娩法です。
赤ちゃん誕生の幸せな瞬間に向かって、
妊娠期の毎日を不安で過ごすのは本当にもったいないことです。
ソフロロジー式分娩法でお産への意識を「現象的還元」をして
妊娠期の日々を楽しく過ごして下さい。
ソフロロジーのイメージトレーニングをして
妊娠期をポジティブに過ごしましょう。
ソフロロジー式分娩法で赤ちゃん誕生の人生最高の瞬間を深く味わって下さい。